世間では副業をすることが一般的になりました。
収入を増やすことやキャリアの多層性を積み上げる意味でも、
副業は意味のあることと言えるでしょう。
そうはいっても何に挑戦したら良いのかなかなか決めきれないもの。
そもそも未経験のことを副業にしようとしていることがほとんどなわけですから、仕方ありません。
私も以前はそうでした。なにをしたらよいのか分からずさんざん迷子になり、七転八倒しました。
WEBライターをやってみたり、WEB制作の学習をしたり、WEBデザインに手を付けてみたり。
そんななか、私のオススメ副業は「養蜂業」です。
なにも知らないまま手探りではじめて初年度から収益化に成功。
その後数年で生産するハチミツがふるさと納税の返礼品に登録され、はちみつ専門メディア「はちみつ大学」ライター、県立動物公園の養蜂コーナー設立のコンサルにもなった私が養蜂を副業にするメリット5選を解説いたします。

この記事を書いた人
西山リョウ
明治大学 政治経済学部 経済学科 専攻:労働経済学
大学3年次、4年時に「労働経済学」の研究室(ゼミ)に在籍。研究に研究を重ねた結果、「どうやら私は働くことが好きではないのだな。」ということを発見する。
そして卒業後にふつうに就職しその後は公務員に転職。そして会社勤め生活が精神的にいよいよ限界を迎えたころ養蜂家へ転身。
初年度から収益化。その後は生産するハチミツがふるさと納税の返礼品 になり、市の観光協会でも取り扱われる商品になる。 そして県立動物公園の養蜂コーナー設立の技術指導、コンサルを請け負い、はちみつ専門メディアの「はちみつ大学」のライターとしても活動中。
❶収益化が早いコト
養蜂は収益化が非常に早い事業です。
例えば同じ一次産業の農業と比較してみます。野菜や果物を生産したとしても、農協に卸す手続きをしたり、道の駅においてもらうなどの販路の確保など、生産以外にもこなさなければならないことが山のようにあります。
そもそも競合が多いので、せっかく手続きを済ませ販売できるように至っても、あなたの野菜を選んでもらえるかどうかも分かりません。
それにたいしてはちみつは本当によく売れます。そもそもはちみつ市場で国産の占める割合は5%程度なので、競合がほとんどいないブルーオーシャンです。
採れたら採れた分だけよく売れます。こちらから置く場所を営業しなくても、「うちにおいてください」という引き合いもくるくらいです。
そしてきちんと成果をだせれば、1週間の労働時間が3時間程度で初年度から30万円も射程圏内です。
❷サイドファイアが視野に入る
養蜂は季節産業の性格があり、忙しいのは春3月後半〜6月はじめくらいまでです。
それ以降は、まとまった時間はあまり必要ありません。
忙しいといっても、副業で2〜3群程度から始めるなら週に3時間程度の時間が確保できれば十分ではあります。
そして技術とコツを身につければ収益化が容易なハチミツという商材を扱っているので、「養蜂である程度稼いで、あとは負担のない自分の好きな仕事でのんびりこなす」というサイドファイアも可能です。
❸自己肯定感が爆上がり
養蜂業は「蜂を飼う」という、あまり一般的ではない技術のことです。
そんな一般的ではない技術をもっているというところで、自己肯定感がかなり上がります。
もし普通の会社員であることに違和感や焦燥感を感じている人は、職業を変えるという手間や労力をかけなくても、このような特殊技術を身に着けることによってその焦燥感は一発で解消されてしまいます。
しかもミツバチは植物の受粉に常に欠かせない存在で、生態系を支える重要な役割まで担っています。
このように地域の環境保全にも貢献できている事業となると、自己肯定感の上がりようは尚更です。
さらに繰り返しになりますが、「稼げる」というその事業性の高さまであります。
実際私も会社員をしているときに、趣味で養蜂をやっていると伝えると周りから驚かれ興味をもたれました。
そしてちょっとした羨望を伴った質問をたくさん受けたことを覚えています。
❹地域コミュニティとつながりが広がる
養蜂をやっていると、マルシェなどに生産者として参加することができます。しかも商材がはちみつとなると珍しがられて、とても歓迎されます。
そしてマルシェなどに参加するといろいろな事業者さんと「生産者サイド」でつながれて、いろいろな情報が入ってきてきます。
いまその地域のトレンドや課題感、見通しなどの情報が、「生産者サイドの仲間」として受け入れられることで入ってきます。
地域のイチ消費者であったため得られる情報が50%だったものが、生産者サイドの50%も経験し知れる、というイメージでしょうか。
➎日常のプレゼントに困らない
これは地味なメリットではあるのですが、日々に生活のお返しに困らない、ということです。
日々生活していると、人になにかのお返しをしたりお礼をしなければならないことがたびたびあります。
そんなとき、養蜂をしていると自分のハチミツをプレゼントすることができます。
これは何かしらの生産者であれば自社の商品をお返しに差し上げることができるので、養蜂に限った話ではないのかもしれません。
しかし、お返しにハチミツを差し上げたとき他と何が違うかというと、「本当に驚かれ喜ばれる」ということです。
養蜂家は自分で生産しているので差し上げるときはなんとも思ってはいません。
むしろ「お金をかけずにお礼ができてラッキーだな」くらいしか思っていないものです。
しかしお返しなりお礼なりに差し上げると、こちらが申し明けなくなるくらい本当に喜ばれます。
「国産はちみつは高級」という認識が一般的になっているからかもしれません。
ただ、この身近な人に喜ばれるという満足感や充実感も、意外とばかにできないものがあります。
まとめ 養蜂家だからというポジショントークではなく、本当におすすめできます。
オススメ5選で養蜂に取り組むメリットは分かったけど、
「養蜂業は一般的ではないしなんだか大変そう。。。」
と思われた人もなかにはいるかもしれません。
それゆえに、養蜂業はチャンスです。
なぜなら養蜂業にたいするそんな「たいへんそう」という印象が参入障壁になって、ライバルがそうそう入ってこないからです。
実際に、養蜂家の平均年齢は正確な全国データは見当たりませんが、いくつかの情報源から推測すると、養蜂家の平均年齢は60歳を超えています。
そんな古い業界であり心理的な参入障壁がある産業で、マーケティングや新しい取り組みに積極的にうごける世代が入ってきたら、無双できてしまいます。
あとはその技術だけです。
そんな理由から養蜂をオススメしておりますが、問題は失敗しないための具体的な手順です。
現在、弊社では「養蜂はじめてブック」と、ご希望の方には「これやった?メール」「 これやった?LINE」で、その時期その時期にやらなければならないことを忘れないようマガジンをお送りし、養蜂がうまくいくように伴走させていただく準備をしております。
もし養蜂を副業やジョブチェンジの一つとして考えていらっしゃったら、失敗しないために当サービスの利用を検討していただけたら幸いです。
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